PCI Expressの勉強を始める

今ふと思うことは、三平方の定理も、微分方程式も、教科書に書いてあるので

なんて楽に学習できる知識だったのだろうと言うことです

PCI EXpressの作り方は、どこにも書いてありませんでした(正確には分厚い英語で書かれた参考書はありましたがちんぷんかんぷんでした)

ともかく動くものを見てみる必要があると考え、FPGAの実装された

実際に動作するボードを手に入れることにしました。

 

当時は既にインターネットで情報が手に入る様になっていたので

PCI Expressをキーワードに検索して、更にそこからキーワードを拾って検索してを繰り返して、情報を集めていきました。

 

とにかく最初に欲しかったのは、どんなシンプルな物でも良いので、フルの転送レートで実際に動くテストボードです。もちろん元になるHDLがあり、カスタマイズできるものを探しました。

 

見つけたのはPLD Applicationsと言う会社でした

当時はフランスの会社だったと思ったのですが

今は買収されてアメリカの会社になった様です

 

ここは、非常にシンプルなPCI Expressのボードを販売していて

勉強用に購入する事ができました。

中に焼き込むプログラムもソースも一式用意されているし

ソフトウェア側も用意されているので、好きな様に改造して

 

試す事が出来ました

 

ボードは12万円くらいでしたが

当時の会社は、とにかくお金に厳しく(乏しく)、随分と渋られました。

私が経験した事のある日本の会社は全部そうだったのですが

予算と言う概念がないんだなぁと思っています

どう言う事かと言うと、一年間を通して、各人が活動する場合に

どうしてもお金が発生します。

今回の開発ボードもそうですが、

部材の購入から、移動費、外注費

それらが存在しない仕事と言うのは存在しないので、どうしてもお金は必要になりますが、その時々でお伺いを立てないと、予算がもらえないのです

上司が出さないと言ったらそこで手を止めるしかないのです

当時であれば、ケーブルの加工とかなんとか、月に三万円とかは、どうしても発生します。12か月で、36万円は、どのみち使う訳です

つまり、私の側から言えば、36万円は最初に設定しておいてもらって

申請なしで使わせて欲しいなあと思いました

 

大企業に行けば、お偉い人は、予算が割り振られますが

例えば平社員でも、結局の所お金は使うので、職位の権限に合わせて

金額の調整はしても、予算はつけて欲しいなと

今も思います