非同期の信号が問題であることを見破った私は
そこを、あーやって、こーやって調整する事で、解決していきました。
これは、私がカメラを開発する過程で必ず毎回通る道ですが
一発で絵が出ることはなく、ちょいちょいと絵が見えていきます
この時も、ぐちゃぐちゃだった絵を解決すると、ちょっと進展はありましたが
すぐに安定することはなく、次は、絵が流れるようになりました
どう言うことかと言うと、一ラインの最初と最後までの絵が連続する部分は繋がっているので、それとなく絵は見えてるのですが、下の行に行くほど、絵が右にずれてきます
更に、行毎にずれ方が違うので、連続して表示すると、ひらひらと舞うのれんのようでした。なんか黒いぽっちもちょっと残っています
こちらはこちらで、考える必要がありました
この黒点の理由は、読み出しの信号と、その信号をイネーブルにする信号があり
そのタイミングのラグのせいでした。
なぜこんな事(イネーブル)が必要かと言うと、FIFOの中身をカラ読みするケースに対応する為でしたが、私はカラ読みの必要はなかったし、その時は理由もわからなかったので
ただただ苦労した事を恨んだものです
さて、この流れる絵がでた時の私の気持ちはと言うと
超ハッピーでした。
この絵は、当然製品としてはあり得ない訳ですが
今日まで一度も自分でハードウェアを作った事が無かった人間が
ここまで出す事が出来た事は感無量でした