私がFPGAを使った仕事を始めたのは、もう15年前になります
当時Altera社のFPGAはCyclone(Cyclone1)でした
FPGAの事もハードウェアの事も何も知らなかった私は
一人で随分調べてカメラを作りました
当時のFPGAはQPFのパッケージで(BGAもあったけど)、足が脇に出ているので
間違えた配線をハンダで直したり、一本一本信号を当たって調査をしたり出来ました
FPGA自体も単純なもので、C言語のプログラムレベルの知識でも
動くものが作る事が出来ました
ロジックエレメントもそれほど大きなものが入らなかったので
コンパイルも最大で5分くらいで終わりました。
分からないところはコンパイルしてダウンロードして、信号を見て
失敗したら直しての繰り返しを夜までやっていました。
思い返すと、本当に良い時期にFPGAに着手する事が出来たなと思います
今のFPGAは当時と比べるととても複雑になって来ています
もちろん当時私が行っていた様に、クロックを入力して
カウンタをインクリメントして、同期信号を上下させるという知識は
無駄にはなりませんが、CPUを乗せて、OSを乗せLVDS信号やSerDesを送受信して
複雑な処理のためにOpenCLやC言語からのコンパイル環境を導入したり
発熱も大きく、ヒートシンクも必須になりつつあります
ちょっと試そうにもコンパイル時間もかかる
一人で、独学でどうにかなるシロモノではなくなっています
偶然FPGAの仕事をする事になった時に
偶然着手し易いタイミングで始められた
とてもラッキーだったなと思っています